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Contents
- 銀行間金利7%台に急伸 中銀が流動性確保へ 資金供給拡大
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2025年12月01日~2025年12月07日)
- 今週の銘柄評価
ヴィエティンバンク[CTG]
- 編集後記
「クレイケーキ・ワークショップ体験記」
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1. 銀行間金利7%台に急伸 中銀が流動性確保へ 資金供給拡大
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銀行間取引市場でVND建て金利が急上昇し、銀行システムの流動性に逼迫感が強まっている。これを受け、ベトナム国家銀行(中央銀行)は資金供給オペレーションを拡大し、市場安定を図っている。
短期金利が数か月ぶりの高水準に
12月1日の取引では、短期銀行間金利がほぼ全ての期間で上昇し、特に翌日物は年約7%と数か月ぶりの高水準に急上昇した。1週間物や2週間物、1か月物なども同様に上昇しており、市場では資金不足が顕著となっている。
この動きは、年末を控えた貸出需要の増加を背景に、銀行の短期資金繰りがタイト化していることを示している。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、直近1年のVND建て銀行間取引金利推移のチャートあり) |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2025年12月01日~2025年12月07日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ビンファスト、小型エンジン採用でREEV導入を検討
地場系コングロマリット(複合企業)不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は一部のEVに小型ガソリンエンジンを追加し、バッテリー充電と航続距離の延長を図る案を検討している。いわゆる航続距離延長型EV(REEV)で、中国市場を中心に普及が進んでいる。地元紙が外電を引用して伝えた。
「VF 9」のREEV化を検討
関係筋によると、ビンファストは11月から技術チームに対し、スポーツ用多目的車(SUV)「VF 9」のREEV化への可能性を評価するよう指示したという。ガソリンエンジンは駆動には使わず、発電専用としてバッテリーを補助する仕組みを想定しており、充電インフラの制約や航続距離への不安に対応する狙いがある。
別の関係者は、同社がハイブリッド車の導入も選択肢として検討していると述べた。ただし、いずれの計画も現段階では初期的な協議に留まっている。
・・・<続きはサイトでご覧ください>
2 位 ビンファスト、インド工場拡張へ 200haの追加用地取得でMOU締結
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は4日、インド南部タミル・ナードゥ州と約200haの用地割り当てに関する覚書(MOU)を締結した。
用地割り当てと投資計画
用地は同州トゥーットゥックディの州産業振興公社(SIPCOT)工業団地内に位置し、同社の既存工場に隣接する。タミル・ナードゥ州は、許認可手続きに加え、電力・給水・内部道路・排水処理など、必要インフラの整備も支援する。
ビンファストは同地に5億USD(約780億円)を投じ、電動バス(EVバス)と電動バイク向けの専用工場・組立ライン・試験設備を整備する。今回の投資は、同社が掲げる総額20億USD(約3100億円)の投資計画の第2段階に位置付けられる。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・ ヴィエティンバンク[CTG](2025年12月10日 発行ベトナム株通信 第5730号)
ベトキャップ証券[VCI](Vietcap Securities)は三菱UFJ銀行が出資する元国営4大銀行、旧商工銀行ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)株の理論株価を1株6万5000VND(約380円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。
CTGは2021〜2022年および2009〜2016年の未処分利益を原資とする株式配当として、割当比率100対44.64で約24億株を発行する。基準日は12月18日。発行後の資本金は約53兆7000億VND(約3160億円)から77兆6700億VND(約4600億円)へ増加する見通しだ。
調達資金はITインフラ強化、設備投資、サービス拡充、貸出拡大など主要事業の推進に充てられる。また、2023年・2024年の未処分利益を活用した追加増資計画も進んでおり、完了すれば資本金は105兆VNDを超える規模となる。
VCIは、CTGの業績改善と資産質の向上を高く評価している。2025年9月末の不良債権比率(NPL)は1.09%と6月末から改善し、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)に次ぐ低さとなった。一方で、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)や民間銀行の中央値(2.23%)を下回り、リスク管理の改善が鮮明となった。
保全率 (不良債権に対する貸倒引当金比率)は176%でVCB(202%)に次ぐ水準。VCIは良好なマクロ環境を背景に資産質の改善が今後も続くとみており、2026年には信用コスト低下が利益成長の追い風になると分析している。
一方、CTGの貸出残高は上限の+17%近くまで伸びているため、同行はポートフォリオ最適化を進め、2025年10〜12月に純金利マージン(NIM)の改善を目指す考えだ。 |
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4. 編集後記
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スタッフが週替わりでお届けする「編集後記」。 今週はベトナム人スタッフのT.Khanhがお送りする、「クレイケーキ・ワークショップ体験記」のお話です。
最近、Instagramで粘土のハンドメイド作品を作るワークショップをよく見かけるようになり、その中でも粘土で作るミニチュアケーキがとても可愛く気になっていたので、思い切って参加してみました。
会場はホーチミン市10区のカフェで、1回の枠は5~6人ほどでした。落ち着いた雰囲気で、初めてでも焦らず作業できる環境でした。参加費は16万9000VND(約1000円)で、材料費と飲み物込み。内容を考えるとかなりお得だと思います。

講師は手先が器用なZ世代の女性で、説明が分かりやすく、作業中も丁寧にサポートしてくれるので安心感がありました。最初に粘土の扱い方や形作りのコツを教えてもらい、その後、土台になる丸いケーキの形に整えていきました。
作業は見ているよりもずっと細かく、側面を巻いたり、表面を平らにしたりするだけで意外と時間がかかります。慣れない手つきで集中していると、あっという間に時間が過ぎていきました。仕上げにクリームのような装飾や小さなパーツを付けていく工程があり、ここが一番楽しいところでした。細かいパーツ作りが難しい場合は、講師がさっと手伝ってくれるので心強かったです。

このワークショップが面白いのは、毎週テーマが変わるところです。クレイケーキのほかにも、クレイフラワー、ミニドール、フォトフレーム、粘土アクセサリーなど、さまざまな作品に挑戦できるため、何度参加しても飽きなさそうだと感じました。
約1時間ほどで作品が完成し、初めてにしては満足できる仕上がりになりました。ただ、帰宅して乾燥させると、均一ではなかった部分に少しひび割れが出てきて、少し残念な気持ちになりました。それでも、自分が作ったものだと思うと不思議と愛着が湧いてきます。
今回参加してみて、作業に没頭できる時間がとても心地よかったです。週末の気分転換や友人との体験、デートにも向いていると思います。次は別のテーマにも挑戦してみたいです。 photo by T.Khanh —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |